[Pkg-kde-extras] 手軽にスコアアップできる具体的手法
KMS経営会計事務所 川崎晴一郎
mail at k-m-s.jp
Wed Sep 28 00:00:02 BST 2022
pkg-kde-extras at lists.alioth.debian.org 様
おはようございます!
KMS経営会計事務所の川崎晴一郎です。
3日前のメールの続きを記載させていただきます。
ほんの少し会計処理を変えるだけでスコアアップにつながる場合があるといいましたが、そこで挙げた下記項目
・流動資産は大きく、固定資産は小さく
・流動負債は小さく、固定負債は大きく
・営業利益を優先的に大きく
・売上は大きく
・役員借入金を別掲する
の具体的内容について見ていきたいと思います。
【流動資産は大きく固定資産は小さく、流動負債は小さく固定負債は大きく】
固定資産の中から流動資産へ振替えられるもの、流動負債の中から固定負債へ振替えられるものをピックアップして振替えましょう。
安全性項目の改善につながります。
例えば長期前払費用は効果が長期に渡る支払ですが、そのうち発生期間が一年内となるものは前払費用として流動資産に振替えることで、固定資産を減らすことができます。
また、未払金のほとんどは1ヶ月以内で支払うものが多いはずですが、中には車のローンなど分割払いをしている場合もあります。支払が1年以上の部分は長期未払金として固定負債に振替えることで、流動負債を減らすことができます。
【営業利益を優先的に大きく、売上を大きく】
成長性項目や返済能力の改善につながります。
経常利益より営業利益を優先させましょう。例えば営業外収益に計上されているものがあれば、売上にできないか、販管費のマイナスにできないかを検討しましょう。
例えば社宅家賃の本人負担分は営業外収益に計上されていることが多いですが、地代家賃のマイナスとして処理するなど工夫ができます。
また、販管費を下の階層(営業外費用、特別損失)に振替えられるかの検討も営業利益を増やす上で重要です。稀に発生する退職金や多額の役員保険金は販管費でなく特別損失に計上するなどが考えられます。
【役員借入金を別掲する】
役員借入金は短期借入金に計上されているパターンが多いです。しかし契約書等を作成しておらず、1年以内に返済することが確実でない限り、役員借入金という名目で固定負債に計上しましょう。
流動負債を減らすことができ(安全性項目の改善)、かつ、銀行評価の観点からは役員借入金と記載することにより、実質資本として、有利子負債からも除かる場合があります。
いかがでしょうか。知ってるか知らないかだけでスコアアップできる可能性が広がりましたね。
是非、貴社決算書の中で工夫できるポイントがないか検討してみてください。
なお、3日後に本質的なスコアアップ対策の最重要項目「利益の獲得について」を題材とした記事を配信させていただきますね。
本日はこの辺で失礼いたします。
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